最近何十年とお付き合いのあった事務所との契約を切り
当事務所と契約をいただきましたお客様が増えてます。
立派な企業ばかりです。
そんな会社がなぜ?
皆様口を揃えておっしゃられます。税理士が来てくれるのは一年に一度や、もっとあり得ないのは、前にいつ来たのか、忘れてしまいましたな~なんて事も。
最近ネット広告や電話勧誘で税理士紹介会社を通して顧問料を安くだけの提案をしている事務所が多く見受けられますが、それは単に商品を右から左に流しているだけの無機質な商売にしか見えません。
ただそのようなサービスを必要としている人が多いのも事実かもしれませんね。
果たして税理士の方も顧客もそれで良いのでしょうか?効率化?コスト削減(笑)?
会計業務には確かにアルバイトやパートまた中国へのアウトソーシングもありルーチンワーク的にできるのですが、税務はそんな機械的にできるはずもありません。節税のために顧問先との打ち合わせに時間をかけ、ある知識を総動員させ、その案件に応じてケースバイケースで考えなければなりませんから。
例えばこれはある税理士の講演で聞いて私が納得と感じたことです。
「当期利益率5%の会社を節税対策をし、100万円の節税が行われた時の価値はいくらか。100万円÷5%=2,000万円 つまり2,000万円の売上高と同じ価値をこの対策で税理士がこの会社に与えたのと同等の価値がある」と。
知識・経験・知恵によりこの会社に売上高と同じ価値を与えることができたのです。
それなのにその価値をそんなに安く売る必要があるのでしょうか。
当然に税務調査リスクもあり、調査が入った時のその対応を考えると安価な顧問料を撒き餌に、魚を寄せては釣っては見るものの後に自分の首を絞めてしまうのでは。
はたまたその安価な顧問料の対価として「安かろう悪かろう」のサービスになってしまうのも、その顧客にとっては決して良いことではないでしょう。
それは過去多くみられた古くぬるま湯に浸かったような顧問料だけ高い事務所には今でも大きな問題がありましたが。
適正価格、適正利潤を頂きながらお客様との関係を一番重視しながらお付き合いさせて頂くのがお互いに一番重要なことではないでしょうか。
わたしの事務所はただ会計業務を安く売りたいだけの有り触れた事務所ではありませんし、これからもそう考えてます。1年に1回しか顔を出さないとか、顧問料を安い分数カ月に1度しか報告に来ないとかそんな殺伐とした関係ではお互いの信頼関係が築き上げれていないのは当然で、意思の疎通も図れないのでビジネスなんて双方上手くいくはずもありません。
親戚付き合いに近い関係をどのお客様とも築き上げて行くことで、信頼関係をより構築していける事務所にしてますし、これからもしていきます。
今私の事務所の全てのお客様とは、そのような関係にあり、私自身恵まれてますね。これから出会うお客様についても同じ考えでお付き合いさせて頂きます。この先も不変な事務所理念です。